着物を着るためのハードル

最近は着物の良さが見直されてきていて、若い人でも着物に親しんでいる方が増えてきました。
着物は着付けが難しく、自分で着ることができない場合が多いので、その点が着物を敬遠する高いハードルとなってきました。洋服と違い、カジュアルに着るという事が難しく、きちんとポイントを押さえて美しく仕上げる必要があるという事も、若い人にとって着辛くなる原因といえます。特に年配の方は着物に詳しいこともあり、若い人が自分なりに着こなすことを嫌悪することがあるため、洋服のように工夫し楽しみながら着るという事がしにくいのです。
こういったことは着物が日本人の文化の中で大きな柱となっていることを意味しているのではないでしょうか。自国の文化として重みのあるものだと考えているからこそ、崩すことへの抵抗感が高まるのです。
しかし、例えば平安時代の着物と江戸時代の着物では着方もかなり変わっています。伝統といいつつもそれは時代によって変わってきているのだという事がうかがえます。
若い人が自分たちなりの着こなしをすることは、そういった時代の変遷過程にあるという事かもしれません。決まりごとにとらわれず、着ることへのハードルを下げていくことで、新たな文化を生むことにつながっていくのではないでしょうか。